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B-Bの今日のぐだぐだ

青森出身、宮城在住の保健師。潰瘍性大腸炎罹患。僕の好きなものや欲しい物をどんどんさらけ出して行きたいと思います

保健師が認知症の講義で話していること~一般の高齢者向け~

こんばんは!だらっと保健師をやってるB-Bです!

 

 

実際、保健師をやってると、

いろんな講義をする場があるんです。

町内会の老人向けだったり、

企業での勉強会であったりなんですが、

 

その中でも僕は老人会などの高齢者向けにやる講義がほとんどです。

https://www.instagram.com/p/BQVBCRBlwQS/

いつもこんな感じで講義してますー

こんな感じですね。

 

 特に、昨年から認知症高齢者による

交通事故のニュースが取り上げられているためか、

地域のおける認知症に関する興味は非常に高まっています。

 

ではでは今回は、

「高齢者向けの認知症講義のやり方」についてまとめていきます。

 

 

高齢者への講義のポイント

一般高齢者は認知症への負のイメージが強い

実際、認知症へのイメージって悪いものが多いんです。

昔は認知症の方は「痴呆」と呼ばれ、

治療できないしょうがないものと考えられてきました。

また、上記にも書いたように、

昨年(平成28年)にあった、

高齢者が運転する車が小学生の列に突っ込み、

小学生1名が死亡した事故で、

運転していた高齢者に認知症の診断がついたという事件

これがあってから、

地域内でも認知症への不安感が募りました。

 

ただ、元々認知症へのイメージというのは、

  • 治らない病気
  • 症状が重い
  • 介護が大変
  • 迷惑をかけてしまう

 などの負のイメージが強かったです。

私の働く地域では、

地域包括支援センターができる前までは、

認知症へのイメージが非常に悪く、

また、日本人的思考で、

「悪いものは隠していきたい」という行動により、

地域内での認知症把握率も非常に低かったです。

なので、地区の町内会長から「この地域に認知症はない」

とまで言われたことがありました。

 

そんな方々へ向けての

認知症の啓発活動は非常に困難を極めました。

しかし、私達の所属する地域包括支援センターができてから6年。

定期的な認知症についての講義や

ニュースで認知症が取り上げられるようになったりと

認知症を学びたいというひとが多く増えました。

 

しかも、昨今の高齢化のせいで、

認知症患者の数はますます増え、

地域が認知症であふれかえっています。

もう、「認知症を予防する」なんて段階ではありません。

もう、「認知症とともに生きる」という地域づくりを

しなくてはならないのです。

 

 そんな状況で、私達がするべき講義とは?

 

高齢者が覚えて帰れる知識量は多くない

地域の方々は少しずつ認知症への興味を持ってくれて、

少しずつではありますが

認知症の講話に参加する方が増えてきました。

 

認知症の講話をするときに、

特に高齢者向けに講義を行うときに気を付けていることは、

「高齢者は講義の内容の多くを持ち帰られない」

という点でした。

 

この記事を読んでいる人の中には

高齢の方も居るので、失礼に当たるかもしれませんが、

実際、高齢者が講義などの地域での勉強会に参加した後、

最終的に記憶できている内容は微々たるものなんです。

 

私達がいくら事細かに詳しく説明しても、

そのうちの、「まとめ」で上げた内の、

印象に残った部分だけしか記憶に残りません。

 

なので、内容としても、

複雑にしたとしても、

最後に記憶に残す内容だけは

特別に強調して話すなどはするべきかなと。

 

もう、全部の講義は残らないということを前提に

講義内容を検討していくと

だいぶ負担が軽減されるかと思います。

 

 

講義の内容

認知症について話すべき基本項目

認知症について話すべき事は基本的に

これらさえ話していれば、認知症の講義は成り立つでしょう。

認知症の症状などについては

また別の記事でまとめたいと思います。

 

しかし、これらの内容をただただ話していては

高齢者の記憶に残せる講義はできません。

なんだったら、講義の最中に

寝てしまうことでしょう。

 

では、どのように工夫をすれば良いのか。

 

ただ知識を入れても頭に入らない

 私も最初は認知症の症状だけを中心に

話をしていましたが、

それだと寝る人も多く、

アンケート結果も悪いものが多かったんです。

 

そこで、工夫をした結果、

非常に反響があり、

現在では地域の中でかなりの人が参加するようになりました。

 

工夫した点は

  • 地域の高齢化率を各町内別に調べて表にする
  • 認知症高齢者からの実際の声を伝える
  • 地域での認知症の困難事例(徘徊・閉じこもり等)を挟む
  • 認知症への対応法を実際にグループワークで行う。
  • 早期受診のメリットを伝える
  • 認知症の薬の作用・副作用を伝える
  • 認知症の予防ではなく地域で見守る視点を伝える
  • 認知症になっても地域で見守ることができる事を伝える
  • 認知症の方の生活支援としての介護サポートの実際を伝える

などなど、

正直、やろうと思えばいくらでも

興味を引くための内容を検討できます。

 

また、私達は独自に

認知症を地域で見守るための

方法をまとめたDVDを作成して

それを使用しての勉強会を行ったりもしています。

 

でも、高齢者へ伝えるときに、

最も効果的な事があるんです。

 

どれだけ危機感を持たせられるか

ほんとに、これが一番。

実際、高齢者の中には

「ニュースではやっているけど私は認知症にはならない」

なんて考えている人が多々います。

 

そんな方に、いくら普通の講義をしたところで、

「私には関係ないわよ」ってことで、

話が入っていきません。

 

なので、

上記のような、地区ごとの高齢化率だったり、

認知症の困難事例を伝えたり、

そもそも認知症は自分の症状に気づけないことが多いってことや

どんな人でもなる可能性があることを

非常に大仰に説明します。

 

そうすることによって得られる反応は、

ただただ認知症の症状だけを伝えていた頃の

倍の歓声を得ることができました。

 

アンケート結果に関しても、

今後も認知症に関して積極的に学びたい

といった記載が多く(自由記載欄にて)、

私達としても効果が見えている内容となっております。

 

確かに、倫理的にこのような講義は敬遠されるのですが、

ここまでしないと、高齢者は聞いてくれないし、

今までの方法だとあまりにも費用対効果が悪すぎる。

 

 

 

 

という感じで高齢者に対して認知症講義を行っています。

しかし、後は発表者のプレゼン力にかかっています。

どれだけ上手く伝えられるか。

それが結局大事になるんです。

 

僕はジャパネットたかた のテレビショッピングを

参考にして発表を行っております。

また、テレビ朝日しくじり先生のように、

スライドを1ページずつめくって観られるような

講義形式にしています。

 

まだまだ改善できるところは多くあると思うのですが、

これからも頑張っていきたいと思います。

 

また改善できるところができましたら

記事にしますね!