げんきカレーのこども食堂のシステムと自分たちの地域への応用
やっほ~
保健師のB-Bです~
妻と子からがっつり風邪をもらいました。
病院に行き、セフカペンを処方されたところです。
極早で治すぞ~
さて、今日朝に見つけたこのニュース↓
すごい活動だと思いました。
そして参考になりつつ、自分の関わる地域に落とし込むにはと考えてしまいました。
こども食堂についての内容なのですが、そのシステムが面白い。
・通常はカレー屋
・自分の払った代金に200円を加えると「みらいチケット」を購入できる
・みらいチケットを店内のホワイトボードに張り付けておくと、来た子供たちが利用できる
・子供たちはみらいチケットを利用すると無料で「げんきカレー」を食べられる
・子供たちは無料でカレーを食べられるし、大人は投げ銭感覚で支援ができるというWin-Winの関係ができている
・店を利用して学習支援も行っている
奈良県にある「げんきカレー」はこのようなシステムになっています。
こども食堂というと、なんとなく「支援組織→子供」への食事提供という一方向てきなイメージを感じていました。
しかし、そこに外部から支援しやすい体制作りを行うことで、地域参加型というか循環型というか、地域住民が参加しやすいようなシステムになっています。
どこか1か所ががんばってしまう傾向のあるこども食堂を、周囲が関わりやすいような形にし、さらに周囲が積極的に関わることで1住民が支援者になるような問題意識を感じることができるというダイナミクスが生まれます。
とても素晴らしいシステムだと感じました。
しかし、じゃあこの活動を自分の関わる地域で反映するには…?というのは難しい限りです。
このげんきカレーという店は最寄り駅から徒歩15分程度。
働くサラリーマンなども多い印象に感じます。
実際、200円の投資をしやすい年代が集まりやすい環境なのかと感じました。
じゃあ、自分の地域はどうか。
僕の働く地域は高齢化率35%超えの高齢化団地です。
市営住宅もあり、気軽に支援を行うような住民意識が根付いていません。
そのため住民が支援者になるような意識付けができていません。
次に高齢化率について。
現状高齢化率35%を超えているような状況ですが、町内の一部では高齢化率のピークを迎え、低下が始まっています。
つまり、いずれ高齢化率の逆転現象が起き、今後衰退さえしなければ高齢化率は低下し、子供や若者が多い地域になると考えられます。
更に、今後地域包括支援センターに関してのキーワードとして「共生社会」が挙げられています。
いずれ地域包括支援センターは現在の高齢者対応のみならず、障害や児童などもカバーしていく組織になっていくと考えられています。
共生社会や地域包括ケアシステムの今後に関しては厚生省のこの資料を↓
以上を考えると、高齢化率が高くとも、今度の長期的な地域支援の体制として「児童支援」は欠かせない物になってくると考えられます。
このげんきカレーのシステムを含め、地域に合わせたこども食堂のシステム作りは必要です。
ただ、現状を考えると、まだまだ検討の余地があるように感じます。
例えば
・こども食堂を高齢者中心で運営し続けられるようなシステム
・高齢者が自分でこども食堂を立ち上げたいと考えられるような地域づくり
・利益部分での報酬ではなく、やりがいを一番に感じられるようなワークライフバランスの検討
など、検討項目はたくさんあります。
まだまだ僕の地域では難しいかもなぁ。
でも動き出さなきゃ!
今回のげんきカレーのシステムは、地域住民がこども食堂に参加しやすい形であり、特定の人に依存しきらないように地域が循環するシステムなのではないかと感じます。
将来的に僕たちの地域でも導入ができるように検討をしていかなくてはいけないなと思いました。
ん~
ここ最近、学びに対する意欲が高まりあふれ出ているなぁ。
早く寝て風邪治さなきゃ!
おやすみなさい!